●ご利用者・・・F・K様(女性97歳)
●有料老人ホーム入所
●名古屋市昭和区在住
●傷病名・・・右大腿骨骨折後後遺症 |
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平成23年2月に右大腿骨頚部を骨折、手術をした後に退院となりましたが、立ち上がりが困難でT字杖で歩くのが精いっぱいだったため、リハビリを行いたいというご本人もあり、施設の担当者様を通じてご紹介いただきました。
平成23年9月、訪問リハビリマッサージを開始したころは術後の患部の痛みに加え、左膝の痛み、両足にしびれがありましたので、まずは痛みを緩和させるために週4~5回の訪問させていただき、マッサージ・ストレッチ・関節可動域訓練を行いました。
すると2週間ほど経過した後、左膝の痛みが軽減したため、足を上げる訓練をメニューに加え、筋力アップを図ります。
同年10月頃には介助付きでの片足立ちが10秒ほどできるようになり、ご本様から「少し歩く速度が早くなったよ。」と嬉しい感想を聞きましたが、平成23年3月に転倒し左股関節を骨折してしまいます。術後は順調で同年4月には退院し、訪問リハビリマッサージも再開します。この時、術後の左股関節痛がありましたが、F・K様の入院前と同じように意欲的で一日でも早く歩けるようになりたいと仰っていましたので痛みを緩和させるための鍼治療も行い、3カ月後には両股関節の痛みが軽減したため、筋力をアップさせるためのセルフリハビリにも積極的に取り組まれるようになり、時には杖を忘れて歩けるようになるまで回復します。
平成25年9月には、95歳の誕生日を親族ご一同様と祝賀会でお祝いでき、今でもその時のお写真が飾ってあります。
その後しばらくは順調だったのですが、平成27年8月頃から
右股関節に痛みが出現。検査したところ、ボルトが抜けかけていたため抜釘手術を行います。ご高齢ではありましたが体力が年齢より若かったため手術が可能になったようです。以後は痛みも改善し、来年は温泉旅行に行くことを目標に訪問リハビリマッサージを続けています。 |
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