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013号

>>>訪問マッサージ・訪問鍼灸リハビリ / ご利用者リハビリストーリーINDEX

入院からの筋力低下、今の目標は外出や旅行
ご利用者・・・M・S様(男性84歳)
サービス付き高齢者住宅入居
名古屋市瑞穂区在住
傷病名・・・左大腿骨頚部骨折
 左大腿骨頚部骨折後、からだを動かすことが少なくなったため、リハビリ目的も含めたご依頼を平成26年5月にケアマネジャー様よりいただきました。
 導入当初は下肢と腰に痛みがあったため、はり治療とバランス運動を組み合わせた施術を行い、明るい雰囲気で訪問鍼灸マッサージを継続し歩行の安定感が現れてきたのですが、7月末頃に入院されてしまいます。
 入院中に肺炎を患い、退院までに3ヶ月の月日が経過。訪問鍼灸マッサージを再開した時M様は、筋力が低下してしまい、施設内の移動は車椅子や歩行車を使用し、ベッドからの起き上がりや立ち上がりの動作も思うようになりません。以前は自営業でバリバリ働いていたM様は「本当に良くなるのか?」「変わらないならやらなくてもいいよ」と、もどかしを感じていらっしゃいました。
 そんな退院直後のM様でしたが、ケアマネジャー様が「続けることで良くなるから」と勇気付けてくれたこともあり、バランス運動・もも上げ運動などの筋力トレーニングに加え、歩行車での歩行訓練を粘り強く続けて下さいました。
床にコンビニのレシートが!?

 退院4カ月後には歩行車での歩行が安定するようになり、「歩けるようになったら、動物園・竹島・飛騨高山に行ってみたい」と話されるようになりました。
 その頃から、「できるだけ座って過ごす時間を長くしている」・「歩行車になるべく体重をかけないようにしている」など、ご自身でも工夫されるようになり、また、「僕は何をすれば良いか?」と前向きなアドバイスを求められるようになった時は私たちも大変うれしかったです。
 4月のある日、訪問するとコンビニのレシートが床に落ちていました。どうやら歩行車を使っておひとりで外出されているようです。「歩行車でのお出かけ怖くないですか?」と尋ねると「怖くないよ!」と即答。歩行車での歩行に自信を持たれたようです。
 次の目標は杖を使って歩けるようになること。M様が希望する場所へ行けるよう、これからも訪問マッサージ鍼灸で応援して参ります。

ケアマネジャー様の声
 マッサージを受けたいとご本人から希望もあり、訪問リハビリと併用して訪問鍼灸マッサージをご紹介しました。専門家からのアドバイスを生活リハビリに繋げるなどして今のM様があると思いますので、他職種間による総合作用が今後の介護に求められますね。
小﨑 治療師のコメント
 今は杖歩行を目指して体幹トレーニングも実施しています。これからもM様の希望を叶えるため、懸命に施術して参ります。

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