次は立つために必要な筋力をつけるリハビリメニューを組み入れ、繰り返し行いました。I様も思うように足に力が入らず、辛かったと思いますが、諦めることなく続けていただきました。
ブリッジ運動では当初腰が上がりませんでしたが、腰が浮かすことができるようになったので、いよいよ立つ訓練もスタート。平成26年9月には、ベッドのL字バーを使って一人で立てるようになり、同年11月には車椅子から手摺を使ってベッドまで移動できるまで回復しました。この時、I様は「たまたまだよ」と照れながら話されていましたが、今ではご旅行の思い出や、もう一度行ってみたい旅行先のお話など、訪問治療中は意欲的な会話で盛り上がっています。
施設の職員様から「トイレ介助量が減って楽になった」など、喜びのお言葉をいただき私たちも嬉しい気持ちでいっぱいです。 |